会社という病
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、江上剛著、「会社という病」です。
本書は、会社や会社員が罹る病について著者の体験も踏まえて、綴られたものである。
- 作者: 江上剛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 新書
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人事、出世、派閥、上司、左遷、会議、残業、定年、根回しなど、全部で29の病が取り上げられている。
組織という中で上下や横との人間関係が織りなす、様々な病だ。
私自身、会社という組織を離れて久しいが、読んでいると、「ああ、確かにこんなこともあるよな・・」と一種の懐かしさも感じてしまう。
人間は不思議なもので、会社という組織の中に入ると、その回りしか見えなくなるのかもしれない。
会社や自分の属している組織に、なんらか言いたいことがあるけど、グッと堪えている人には、本書は一服の清涼剤、あるいはガス抜きになると思います。