会社という病

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、江上剛著、「会社という病」です。


本書は、会社や会社員が罹る病について著者の体験も踏まえて、綴られたものである。


会社という病 (講談社+α新書)

会社という病 (講談社+α新書)


人事、出世、派閥、上司、左遷、会議、残業、定年、根回しなど、全部で29の病が取り上げられている。


組織という中で上下や横との人間関係が織りなす、様々な病だ。


私自身、会社という組織を離れて久しいが、読んでいると、「ああ、確かにこんなこともあるよな・・」と一種の懐かしさも感じてしまう。


人間は不思議なもので、会社という組織の中に入ると、その回りしか見えなくなるのかもしれない。


会社や自分の属している組織に、なんらか言いたいことがあるけど、グッと堪えている人には、本書は一服の清涼剤、あるいはガス抜きになると思います。