インダストリー4.0の講演聴いてきました。

昨日、おおた工業フェアへ行ってきました。


そこで、基調講演を聴いてきました。


テーマは『「インダストリー4.0」と「オートモーティブ4.0」 ~変わる産業構造に対してどのようにアプローチしていくべきか~』で、ローランド・ベルガ―代表取締役社長の長嶋聡氏が講師でした。


非常に面白い話でした。


インダストリー4.0については、氏が書かれた著書を今読んでいるところなので、欧州で生まれた概念であること。


似たような取り組みは日本でもやっているが、産業全体で統合しようとしている点でコンセプトが異なることなど、改めて知ることができました。


それより、オートモーティブ4.0のテーマの方が、より興味を惹きました。


自動運転の話なのですが、これが実現すると、かなり生活様式にも変化が生まれてくるんですね。


そして、コンピュータ、ITを駆使してのコントロールだから、ハッキング対策等、今までと違った対応策等が必要なことなど、新たなビジネスも創生されるんだなという感じを持ちました。


この話を聴いていて、感じたのは自動車もモジュール化が進むと、昨今の日本の電機業界と同じようなことが日本の自動車業界でも起こりはしないかという懸念です。


電機業界という先例があるので、同じような轍は踏まないと思いますが、日本優位の立場を何とか堅持してもらいたいものだと思いました。


本フェアは、明日まで開催ですので、興味ある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。