異端の人間学

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、五木寛之佐藤優共著、「異端の人間学」です。


五木寛之佐藤優の対談。


異色の組合せのように思えるが、二人には共通点がある。


それはロシアに造詣が深いこと。



本書は、二人のロシアとの関わりから、宗教、世界情勢等、ロシアにまつわる話題を語りあっています。


この本は、二人がそれぞれ、どのような人や作品に影響を受けていたかがわかるのも面白いですが、ロシアという国がどのような国であるのか興味を抱かせてくれる点でも面白いと思います。


韓国へ行くと、中国人、日本人の他に結構ロシア人もビジネスに絡んでいたりします。


本書は、欧米中心に目を向けるようにしている、あるいは仕向けられている人たちに気付きや興味を与えてくれる本ではないかと思いました。