「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、坂本光司坂本光司研究室著、『「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標』です。


ベストセラーである「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの著者がいい会社を診断するための100の指標を作成し、紹介している本です。



それぞれの指標に適合しているかどうかを照らし合わしていくことで、人を大切にし、かつ利益を上げて将来性もある会社かどうかが、100点満点の点数で、一目でわかるようになっています。


そして、各指標ごとに章立てられており、各指標ごとの10の質問内容について、それはどのようなことかを解説し、それを実践している会社を紹介しています。


それがどのような指標かは下記の章立てを見るとわかると思います。

1章 社員に関する指標
2章 社会社員(仕入先・協力企業等)に関する指標
3章 現在顧客と未来顧客に関する指標
4章 高齢者・女性・障がい者に関する指標
5章 経営者に関する指標
6章 社員の確保・育成・評価に関する指標
7章 福利厚生等に関する指標
8章 社会貢献活動に関する指標
9章 中長期経営計画・経営理念等に関する指標
10章 経営全般に関する指標


経営資源と言われるヒト、モノ、カネで何が大事かと言われればそれはヒトでしょう。


ヒトがモノもカネも動かす源になるからです。


そういう意味からも、そのヒトを大事にしなくては会社の成長もあり得ないだろうということがわかると思います。


本書は、中小企業の経営者はもちろん、中小企業を支援している中小企業診断士等のコンサルタントの方などにも参考になる書籍ではないかと覆います。