仕事に役立つ経営学
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、日本経済新聞社編、「仕事に役立つ経営学」です。
本書は、日本経済新聞朝刊に掲載されたコラム「経営学はいま」をベースに書籍にしたものです。
日本の経営学をリードする11名の研究者たちが一堂に会し、一般読者向けに最新の知見を開陳する入門書となっています。
- 作者: 日本経済新聞社
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/08/09
- メディア: 新書
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目次は下記のようになっています。
1 [企業の経済学]経営を経済学から読み解く 浅羽茂(早稲田大学教授)
2 [事業立地戦略]「誰に何を売るのか」を問う 三品和広(神戸大学教授)
3 [戦略イノベーション]「間違い」と「違い」は紙一重 楠木建(一橋大学教授)
4 [不確実性]シナリオ分析と多様性で危機に備える 岡田正大(慶応義塾大学教授)
5 [組織開発]変わり続けることに対応できる人と職場をつくる 金井壽宏(神戸大学教授)
6 [ダイバーシティ]多様性と一体感の両立を目指して 鈴木竜太(神戸大学教授)
7 [起業]ベンチャー精神を育む「場」をつくる 東出浩教(早稲田大学教授)
8 [企業倫理]コンプライアンスを超えて 梅津光弘(慶応義塾大学准教授)
9 [企業会計]企業の実態を「見える化」する 加賀谷哲之(一橋大学准教授)
10 [財務戦略]企業財務とリスク 中野誠(一橋大学教授)
11 [技術経営]革新的な技術を経営の成果につなげる 武石彰(京都大学教授)
これを見てもわかるように、幅広い経営分野について最近の傾向を含め、わかりやすく解説されています。
また、各章の終わりには、「ブックガイド」が設けられており、その内容についてもう少し突っ込んで学習されたい方向けに、お奨めの書籍が紹介されています。