馬を食べる日本人犬を食べる韓国人

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、鄭銀淑(チョン・ウンスク)著、「馬を食べる日本人犬を食べる韓国人」です。


本書は、日本に留学経験のある韓国人女性の著者が、両国の、文化や生活、食習慣などを比較しながら、互いの錯覚や誤解を読み解いている本です。



私は、2年ちょっと韓国に仕事の関係で住んでいたので、ここに出ている生活や食習慣、文化などの紹介では、ああ、確かにそうだなと思いました。


また、それを韓国人として感覚からの解釈が加えられているので、そういう背景があったのかとか、そんな風に考えているんだ・・・などと改めて感心した内容もあります。


顔、背格好が似ていて、ある面食習慣や生活面でも似通っているところがある韓国、でもやっぱり違うところもあり、別な国なんだなあということが、この本を読むと理解できるものと思います。


本書は、2002年に出版された同名の新書を復刊し、各項目に経年変化を掴むために、【その後】が書き加えられたものとなっています。