高校中退

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、杉浦孝宣著、「高校中退 ~不登校でも引きこもりでもやり直せる!」です。


本書は、高校中退の実態、中退者のその後の進路等について書かれた本です。


著者は、30年近く不登校問題に関わられている方らしい。


高校中退 ~不登校でも引きこもりでもやり直せる! (宝島社新書)

高校中退 ~不登校でも引きこもりでもやり直せる! (宝島社新書)


この本を読むと感じるのは、かなり理不尽な理由で高校中退を余儀なくされる人達がいるんだなあという憤りです。


まだ、多くの選択肢を残している若者を杓子定規に扱ってしまう教育現場があるということを本書を読んで知りました。


国力を上げるには、教育が必要だと考えている私にとっては、切り捨ててしまうようなやり方をする教育者がいるということは、驚きです。


そのような方達は、自分とその周辺の都合のことだけを考え、大事な生徒のことは考えていないように思えました。



お子様がいらっしゃる方や教育従事者の方は特に読んだほうがよいのではないだろうか。


また、今後の社会、あるいは日本を成長に導く原動力になる青少年についての話なので、いろんな方にとって一読の価値ありだと思います。