心の疲れをとる技術

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、下園壮太著、「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」です。


本書は、個人と組織のストレスコントロールについて書かれた本です。


著者は、陸上自衛隊で心理幹部として多くのカウンセリングを手掛けたことがあるということです。



本書では、著者が自衛隊で教えている疲労コントロールの方法をムリ・ムダ・ムラの三つの切り口で判りやすく解説してくれています。


東日本大震災の救援活動など非常に過酷な業務が多い自衛隊は、それだけストレスも多くなると思いますが、本書を読むときちんとコントロールする仕組みが出来ているのですね。


我々の心と体のメカニズムと言うのは原始時代から続いているもので、このような世の中になったのは、その時間の長さから比較するとほんのちょっとなわけですね。


説明の中に、原始時代の例えがいくつか出てきており、非常にわかりやすかったです。


私も、異国の地に居るわけで、やっぱりそれなりにストレスは受けていると思うので、本書は非常に参考になりました。


とにかくムリをしない、休むということを肝に命じようと思います。