ビジネス小説で学ぶ!仕事コミュニケーションの技術

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、斎藤孝著、「]ビジネス小説で学ぶ!仕事コミュニケーションの技術」です。


本の帯には、「上司や部下とのつきあい、顧客への謝罪、企画のプレゼン、得意先との交渉・・・シーン別対応策を MBA流の理論+小説の名場面で解説」と書いてありました。



ということで、この本はクリティカルシンキングや交渉術のBATNAなどの要素を日本のビジネス小説の場面と照らし合わせ解説することで、仕事をする上で必要なコミュニケーションを学べるようにしようと意図している本です。


ここで、取り上げられている小説は、「半沢直樹」でまたまた有名になってしまった池井戸潤の「下町ロケット」や先日お亡くなりになられた山粼豊子の「沈まぬ太陽」など、偶然なのだろうが今話題の作家のものが多かった。


この本の良さは、そのような小説での場面を解説することで、実際に人とのコミュニケーションに使うこともできるが、小説を読むことでしての心理、コミュニケーションとしての技量などを感じ取る疑似体験もできるようになることだろう。


なかなかユニークなビジネス書だと思います。