製造コスト削減の盲点

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

今回紹介する本は、瀬戸欣哉著、「製造コスト削減の盲点」です。

資材購買の専門書的な本ですが、製造業のコストダウンの可能性について着眼点が説明されています。

製造コスト削減の盲点 (経営者新書)

その着眼点は、今までコストダウンの時に目をつけていた直接材料費や人件費はもう絞りつくした感があるので、間接材料費に着目しましょうということです。

ただし、なぜ間接材料費は手を付けるのが避けられてきたか、その理由もあげています。

そして、今はその煩雑さをなくすシステムが登場したことを述べていました。

この辺りから、なんか宣伝臭さを感じたのですが、著者のプロフィールをよく読むと、モノタロウという購買システムを構築された方のようです。

ということで、そのシステムを使った実際の事例も紹介されていました。

製造業の資材購買関係の人は読まれるといいと思いますが、このようなシステムは大手企業なら、今はどこも導入しているのではないかと思います。

そういう意味では、あまり新鮮味が感じられませんでした。