これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、塚田薫著、長峯信彦監修、「日本国憲法を口語訳してみたら」です。
この本、タイトル通りの本です。
しかし、この口語訳、ちょっといただけない。
なんか若い人が友達同士で喋っているような感じで、取り扱っているのが絹布なのに軽々しく思えてきちゃいます。
- 作者: 塚田薫,長峯信彦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: 単行本
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今の日本国憲法はもともと口語体で書かれているので、原文と対比するように書かれているのですが、原文の方に親しみを覚えてしまいます。
まあ、この本の面白いのは、「憲法がさらにもっとよくわかる!」と題された厳選コラムです。
こちらは、憲法とはそもそもどういうものか、その歴史などが書かれており、興味深く読むこともできたし、面白かったです。
憲法改正等、巷では議論になっていますが、まずは我々、日本国民が憲法とはどういうものかをよく理解する必要があると思います。
そう言う点では、こういう敷居が低い本は歓迎すべきものだし、多くの人が手に取って読んだ方が良いと思いました。