どう働く

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、青木仁志坂本光司共著、「どう働く」です。


本書は、著者の二人が同じテーマについて、それぞれの考え方を述べるという形になっています。


どう働く

どう働く


著者は、「日本でいちばん大切にしたい会社」の坂本光司氏とアチーブメント株式会社代表取締役青木仁志氏です。


青木さんの著書は、「クオリティ・カンパニー」を読んだことがあります。


本書は二人が語る働き方についてです。


大きく三つのテーマで括られていて、全部で24の項目について、お二人の考え方を知ることができます。


どれを読んでも、良い話です。


ああ、そうだなと思います。


「おわりに」で坂本氏が述べている話は、これは覚えておくといいと思います。


なるほどと思えるし、中小企業診断士のようなコンサルタントの方ならば、話の引き出しに入れておいても良い内容です。


それは、以下のようなものです。


「働く」という漢字は「人のために働く」と書く。人間は自分の幸せのために働くのではない。人の幸せのために働くのである。だからどう働くかというと、その物差しはまずは利他、人のため、お客さんのためである。


どうです、いい話ですよね。


働くってどういうことなのだろうと悩んでいる人には、良いアドバイスがたくさん詰まった本だと思います。