嘘の見抜き方

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、若狭勝著、「嘘の見抜き方」です。


著者は元検事、26年間の経験を活かした嘘の見抜き方を本書で伝授してくれます。


嘘の見抜き方 (新潮新書)

嘘の見抜き方 (新潮新書)


人が嘘をつくには四つのパターンに分けられるそうです。

1)自分を守ろうとする「防御の嘘」

2)自分を大きく見せようとする「背伸びの嘘」

3)他人を陥れるための「欺瞞の嘘」

4)他人を守るための「擁護の嘘」


このうち、1)〜3)は自分のためつく嘘であり、4)は人のためにつく嘘です。


1)〜3)はそれぞれ目的が異なり、悪質性は少しずつ増すとのことです。


女性の方が嘘が上手い、また目を見て話を聞くより、目を見ない方が嘘は見抜きやすいなど、嘘を見抜くためのノウハウが満載です。


最後に書いてあった、日本と欧米の嘘の判断基準は、なるほどなあと思ったし、面白かったです。


嘘を見抜きたい方は、本書を読んで、眼力を上げてください。