実践的射出成型技術の基本と応用

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、(社)日本合成樹脂技術協会監修、高野菊雄著、「実践的射出成型技術の基本と応用−成形不良ゼロ達成への最短距離−」です。


今日の本も技術系の専門書になります。


樹脂を溶融して金型の中に流し込んで、所望の形の品物を作る射出成形に関して書かれた本です。


実践的射出成形技術の基本と応用―成形不良ゼロ達成への最短距離

実践的射出成形技術の基本と応用―成形不良ゼロ達成への最短距離


成形用樹脂の特性や成形性、また各種の成形不良現象に対しての対策、工場での樹脂の再生利用や、いかに早く生産するかのハイサイクル成形などの実践に即した内容が書かれています。


実際に成形して、モノを見て、その時の状況を見て判断をしなくてはならないことが多いと思いますが、ここにまとめられているようなことを事前にch式として持っていると、現場対応の時も、いろいろな手が打てるものと思います。


日本は作ること、それも付加価値を持ったものを作ることに活路があると思います。


射出成形の分野でも、それはきっとあるでしょう。


日本の製造業、頑張れ!と思ってしまいました。