選ぶ力

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、五木寛之著、「選ぶ力」です。


久々に読む五木寛之氏の本です。


一つはタイトルの「選ぶ力」に引き寄せられてしまいました。巷のベストセラーは阿川弘子の「聞く力」に代表されるように「伝える力」「悩む力」など「○○力」のタイトルがなんと多いことなのでしょうか。


選ぶ力 (文春新書)

選ぶ力 (文春新書)


この本に出てくるように我々の日常は何をするのにも、何かを選んでしているわけで、選択の連続です。


だから、我々は選んでいかなければなりません。


この本を読んでその解が得られるわけではありません。


著者自身のいろいろなことについての選び方の考え方を知ることができます。


しかし、ここに挙げられた項目は、我々にとっても考え、いずれは選ばなくてはいけない項目だと思います。


私としては、その項目の中で、「健康を選ぶ」「運命を選ぶ」「終わりを選ぶ」については、自分自身のことや家族のことなどで考えていることでもあるので、興味深く読むことができました。


もう、著者も80歳になられたのですね。


青春の門」を読んでいた自分も遥か昔だったことを考えると、時は流れ移り変わっていくんだなと感慨深く思いました。