100円のコーラを1000円で売る方法2

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、永井孝尚著、「100円のコーラを1000円で売る方法2」です。


本書は、この間紹介しました「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編です。



今回は、主人公の久美のキャラクターが前回に比べ抑えて表現されているので、面白く読むことができました。


この本の中で書かれているテーマは、大きく捉えると競争戦略になります。


ポーターの理論を前面に出すのではなく、むしろランチェスター戦略を前面に出しているのが、読んでいて面白いなと思いました。


そして、成功体験からの脱却もテーマとなっています。


今までの成功に引きづられいると、世の中の変化に追従できない。


その変化に対応するためには、あらゆることを想定対応する網羅思考から、仮説を立て検証確認を行いフィードバックを行う仮説思考への変換を唱えています。


しかし、このタイトルは内容とは関係なく、大事なのは「2」の続編と言うことだったんですね。