生きる悪知恵

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、西原理恵子著、「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」です。


著者が経験してきたことを踏まえての処世術の本です。


【仕事編】、【家庭編】、【男と女編】、【性格編】、【トラブル編】の5章からなり、質問に対して鋭く回答していく形式になっています。


生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)


ズバリ直言で、玉虫色の回答ゼロ。


直球勝負の処世術だけど、「正直者よりウソつきになれ」と帯に書いてあることだけのことはあって、消える魔球になっています。


酸いも甘いも噛みしめて、様々な経験をしているからでしょうか、一見なんじゃコレと思うような回答でもその裏には包み込むようなほのかな暖かさが感じられるのは。


とにかく結論のフレーズが面白い。


これは、質問と回答をセットにして、このフレーズを噛みしめると、納得の結論になっているのではないだろうか。


と感じるのは、西原理恵子ファンだからだろうか。


とにかく、西原理恵子好きだったら買って読むべし。


ファンでなければ、本屋で立ち読みしてはいかがでしょうか。