これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、茂木健一郎著、「挑戦する脳」です。
著者は「脳はオープンエンドなシステム」だと述べています。
これは、脳は可塑性に富むから、挑戦を続けることで、無限の可能性が開けてくるということです。
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/07/13
- メディア: 新書
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その力をいかんなく発揮するためには、「自由」であるという条件がつくらしい。
著者は、現在の日本の閉塞感は、日本人自らがある枠に自分たちを嵌め込み、「自由」を抑え挑戦することを回避しているのではないかと憂いています。
このブログでも、このグローバルの時代、日本に閉じこもることなく、もっと外に目を向けようということを書いていますが、今の日本の閉塞感は、日本人たちの脳が挑戦することを回避しているという指摘には、感心しました。
著者の個人的な体験や実例をちりばめつつ、脳科学の観点から世界を斬り、分析しています。
良書です。
脳科学に興味ある方だけでなく、著者の幅広い観点の分析は一読の価値があると思います。