これからの「ものつくり」について
最近、本やネットの記事などを読むと「ものつくり」の捉え方が変わってきているようだ。
「ものづくり」というと、工業製品を製造(あるいは生産)することというのが従来の概念であった。
しかし、この「もの」が工業製品ということだけに限定しないようになってきている。
この「もの」は、アニメや漫画のようなコンテンツでも良いし、ソフトウェアもたいなものでも良い。
要は、「もの」とは、何か付加価値が与えられた創造物らしい。
それを具体的なものにしていくのが、「つくり」というのだ。
日本は「ものづくり」が支えてきたとよく言われる。
多分、これからもそうであろう。
しかし、その「ものつくり」は、日本人の知恵の結晶として付加価値あるものを創造し、それを生産していくことになるだろう。
そのとき、その生産する場所は日本とは限らない。
付加価値を創造する場所も日本ではないかもしれない。
しかし、日本人が新たな付加価値を生み出していく。
これが、これから日本の産業界の目指すべき方向性の一つに、自分も思うようになってきた。
中小企業診断士あるいは技術士として、クライアントに何か支援を行わなければならない時に、このことを踏まえてアドバイスしていきたいと思う。
そうやって考えると、我々も今以上に日々、いろいろなことを学ばねばならないなと、自分に言い聞かせています(笑)