兵法・入門

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、西村克己、武田鏡村共著、『兵法・入門 経営戦略における「勝利の法則」』です。


この本は経営戦略の入門書です。


2002年4月に東洋経済新報社より刊行された「図解 戦略経営に活かす兵法入門」を改訂・改題し、文庫化したものです。


それも孫子の兵法をもとに、それを経営戦略に置き換えると、どのような戦略になるのかを説いています。


兵法・入門 経営戦略における「勝利の法則」 (宝島SUGOI文庫)

兵法・入門 経営戦略における「勝利の法則」 (宝島SUGOI文庫)


著者曰く、経営戦略の歴史をさかのぼると、兵法(軍事の戦略)が基礎にあるということです。


この本を読むことで、M&Aや企業アライアンスがなぜ行われるのか、それぞれの企業の立場に立って考えることができると思います。


この本を読んで感じたのは、事に及ぶ前にまず、考え、必ず勝つことをシミュレーションして、その準備を行うことが昔の戦でも、今の企業間の競争でも大事なことだということです。


やはり先人の言っていることや歴史上の出来事は参考になるところが大いにありますね。


入門書で読みやすい本ですので、ご一読をお勧めします。