図書館で借りるJAZZアルバム−その264−

読書が終わった本が山積みにされた書籍の要塞と化した書斎の机の上のPCで聴く、図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。


今回紹介するアルバムは、エリック・ドルフィー、「ラスト・デイト」です。


本アルバム、 エリック・ドルフィーの、公式アルバムとしては遺作となります。まさにタイトルの文字通り晩年(Last Date)の作品となっています。


エリック・ドルフィがオランダを訪れ、現地の優れたジャズ・ミュージシャンらと共演したライヴ録音です。


ラスト・デイト

ラスト・デイト


ライヴだからでしょうか、それとも自分の死を予感していたのかどうかはわかりませんが、エリックの演奏には気迫が感じられます。


アルバムのラストにはドルフィの肉声が入っています。


そして、「音楽は空(くう)に消え、二度と捉えることは出来ない」と、ジャズの本質を語っています。


これから約1か月後、彼はベルリンでその生涯を閉じたとのことです。


パーソネル
エリック・ドルフィー(fl、bcl、as)、ミッシャ・メンゲルベルグ(p)、 ジャック・ショールス(b)、 ハン・ベニンク(ds)


曲目
1. エピストロフィー
2. サウス・ストリート・エグジット
3. ザ・マドリグ・スピークス,ザ・パンサー・ウォークス
4. ヒポクリストマトリーファ
5. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ
6. ミス・アン