無料ビジネスの時代

本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。


今回紹介する本は、吉本佳生著、「無料ビジネスの時代:消費不況に立ち向かう価格戦略」です。


昨年、無料ビジネスに着目したクリス・アンダーソン著の「FREE」が昨年話題になりました。


この本は、無料ビジネスのしくみを説明するだけでなく、無料ビジネスが求められるようになった時代背景も読み解いています。


無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書)

無料ビジネスの時代: 消費不況に立ち向かう価格戦略 (ちくま新書)


面白いのは、単に無料ビジネスを取り上げkるのではなく、そのタイプにる価格戦略まで言及しているところです。


同じ無料のアトラクションでも東京デズニィランドとユニバーサルスタジオの価格戦略の違いは、読んでいて感心してしまいました。


また、日本で電子書籍が今一つ盛り上がらないもの、日本では本屋で立ち読みするという無料ビジネスが背景にあることなど、なるほどなあと思いました。


無料ビジネスとは、どんなものだろうと思っている人、どこに儲けの仕組みがあるのだろうと疑問を抱いている人、とにかくどんなものだか知りたいという人には良い本だと思います。


ご一読ください。