本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。
今回紹介する本は、片山修著、「サムスンの戦略的マネジメント」です。
今日の日経新聞の一面にはパナソニックがリチウムイオン電池の生産の国内拠点を半減し、約50%を中国で実施していくことが掲載されていました。
日本の電気業界は今大きな転換期に来ているのかもしれません。
そのきっかけの一つは韓国企業であるサムスン電子の躍進があるでしょう。
- 作者: 片山 修
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 新書
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本書は、企業ルポに定評があるジャーナリストの著者が、「秘密主義」の会社として名高いサムスンの経営幹部に密着取材し、知られざるマネジメントの実情を明らかにしています。
オーナーが経営の支配権を持つことが迅速な経営の意思決定に繋がっていることが強調されていましたが、的確な判断もできるだけの経営的素養を持っている必要もあります。
創始者から三代目までの経営者の経歴や人柄等にも触れられています。
この中で後継者をどのように育成し、帝王学を学ばせ育成していくかも述べられており、興味深く読むことができました。