本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。
今回紹介する本は、古賀茂明著、「官僚の責任」です。
帯には、「辞職を迫られた改革派官僚“覚悟の証言”」と書かれています。
著者は、経済産業省の現役官僚です。
そんな人が、かなり過激なタイトルをつけた本ですから、なにか暴露があるのかとも思ってしまいます。
- 作者: 古賀茂明
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 新書
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内容としては、前著「日本中枢の崩壊」の焼き直しのような感じですが、新書という限られたページ数の中で、ポイントをギュッとそれもわかりやすくなっていると思います。
国益のことより省益、それも天下り先をいかに作るかなどは、税金を納めている国民にとっては、開いた口が塞がらないのではないでしょうか。
民間企業のように外部との競争にさらされていないのが、要因の一つのようにも思えました。
また人事システムもその要因の一つになると思います。
政治家もダメ、官僚もダメとなったら、日本国民は誰に頼らなくてはならないのでしょうか。
日本を良くしていこうとする官僚の方達の奮起を期待したいものです。