本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。
今回紹介する本は、佐藤義典著、「新人OL、社長になって会社を立て直す」です。
以前、紹介した「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」の続編になる本です。
イタリアンレストランの社長になった新人OLが、競合店の出現より、売り上げを上げるためにどうすれば良いのかを、いとこの経営コンサルタントの力を借りながら、考え抜き、マーケティング戦略を考えて、実践していく話です。
新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書プレイブックス)
- 作者: 佐藤義典
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: 新書
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読み物仕立てなので、楽しく読みながらマーケティングの理論を学ぶことができます。
しかし、読んでいて奥が深いなと思いました。
ここで出てくるマーケティング理論はBASiCSというものが出てきます。
1.戦場・競合(Battlefield)
2.独自資源(Asset)
3.強み(Strength)
4.顧客(Customer)
5.メッセージ(Selling message)
のそれぞれの頭文字を取って名付けられたもので、この5つを戦略の構成要素として考えると、使いやすい実践理論になるというものです。
物語だから、サラっと書いてあるけど、実戦的だけあって使いこなすまでには相当訓練が必要な理論だと思います。
とは、言いながらマーケティング感覚を身につけたい方には、とっつきやすい本だと思います。