読書本の紹介です。
今回紹介する本は、坂本光司著、「なぜこの会社はモチベーションが高いのか」です。
ご存知、あのベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者が著した本です。
第1章では、“モチベーションが高い会社は業績も高い”と題し、産学共同での調査研究成果(中堅・中小企業の社員のモチベーションを高める方策等に関する調査研究)をベースに、中堅・中小企業の社員のモチベーションの実態と課題について述べています。
アンケートの結果では、人を大事にする経営を行う会社は、業績も良い会社傾向にあることが確められています。
- 作者: 坂本光司
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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第2章は、“この会社はなぜモチベーションが高いのか”と題して、社員のモチベーションが高いと思われる企業への現地訪問調査を踏まえ、ケースとして15社を取り上げ、その実態とモチベーションの高い理由を述べています。
この部分が、全国6,000社以上の企業の訪問調査をしている著者の真骨頂の部分であると思います。
私も訪問した企業もあるのですが、その企業では確かに社員の方々のモチベーションは高かったし、社員の方々がコスト意識をきちんと持って業務に携わられているのを感じました。
そして、第3章では“社員のモチベーションを高めるために”と題して、経営者やリーダーはどのように取組み、経営活動を進めるべきかについて書かれています。
この本を読むと、経営資源の中でも、とりわけ人が大事であること良くわかります。
そして、その人をどうやって動機付け、気持ち良く働かせていくことができるかが、経営のポイントになるんだということを感じることができるでしょう。