伸び続ける会社の「ノリ」の法則

読書本の紹介です。


今回読み終わった本は、遠藤功著、『伸び続ける会社の「ノリ」の法則』です。


「ノリ」って、「調子に乗る」、「気分が乗る」などの「乗る」が名詞形になった「ノリ」です。


この本は、社員や会社が「ノリ」、勢いづけ、やる気に火をつけ、組織をのらせる方法を具体的に解説しています。



経営資源のヒト、モノ、カネで何が大事かって、そりゃヒトですよね。


ヒトが動いてくれなくっちゃ、モノも効率的に使えないし、カネだって有効的に投入できない。


そのヒトが、自律的仕事に前向きに取り組む気分を「ノリ」という言葉で表しているようです。


本の帯に書いてあるのですが、確かに、『「戦略」も「論理思考」も「生産性」も「ノリ」が悪けりゃ、意味がない」ですよね。


この本では、「ノリ」とはいったい何か、なぜ大切なのか、そしてそのメカニズムを解説しています。


そして、従業員を乗せるために経営者は「ホラ」を吹けと言っています。


さらに、ノリを生み出すための7つの原則を述べ、「言葉」と「行動」により、「ノリづくり」をいかに実践したら良いかを解説しています。


やっぱり経営の原点はヒト、それも感情を持つ動物。


その感情を「ノリ」でマネジメントしていこうという本です。


中小企業診断士などのコンサルタントの方には参考になると思います。


著者の遠藤功さん、プレミアムという商品やサービスの観点から今度はヒトのマネジメントに軸足を移してきたのでしょうか。


次回作も楽しみです。