読書本の紹介です。
今回、読み終わった本は、遠藤功著、「競争力の原点」です。
2009年12月に出版された本です。
視点は、リーマン・ショック後の本が中核に据えるべきパラダイムとは何かということです。
著者は、それは、世界に冠たる「体質」を誇る国、企業をめざすということであると述べています。

- 作者: 遠藤功
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 単行本
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ここでいう「体質」とは、圧倒的な質の高さのことで、この質の高さで存在感を示すことが日本企業が生き残る道であると言っています。
これは、規模では劣っていても、「キラッと光る」存在感ある国、企業を目指していくことです。
日本には、それを実現するだけの要素が揃っている、ということで特許出願総数(世界2位)、GDPに占める研究開発費(世界1位)、産業用ロボットの稼働台数(世界1位)などを挙げています。
そのためには、、「日本がこれまで大切にしてきたことを取り戻す」こと、すなわち「原点回帰」しようということです。
一時期欧米流の経営手法が持て囃されましたが、自分たちがこれまでやってきたことを否定するのではなく、それらをいま一度吟味し、そこに活路を見出していこうと提言しています。
「スモールマネジメント」=「きめ細かい、緻密な経営」を行う原点復帰なくしては、日本の復権はあり得ないと言っています。
「Dream Big」=チャンピオンをめざそう、ナンバーワンになろうというビジョンを掲げる
「Small Think」=足元から発想して、きめ細かさや緻密さを活かす
「Act Big」=世界に羽ばたき行動する
の三つが調和したときに、日本の未来が切り拓かれていくと述べています。
今回の震災の多くの日本人の行動を見ても、世界的にはその道徳性や忍耐強さ等、世界的に高い評価を受けています。
日本には、やはり日本独特の経営スタイルがあると思います。
そういう意味でも、是非「原点復帰」して、日本を活力ある国に再び、復活させたいですね。
そんな気持ちにさせてくれる本でした。