中小製造業のグローバル化

今回の地震は製造業にも多大な影響が出ていますね。


特に自動車産業は、いろいろな部品で構成されているから、その影響も大きいし、被災地にも重要な部品を生産している工場がいくつかあったようですね。


大企業を中心に、中国や東南なアジアなどの安価な労働力を求めて、海外生産へシフトしていたのですが、昔と比べると海外工場の位置づけも変わってきています。


昔は、安価に生産し、日本に逆輸入するための生産工場の位置づけだったのが、中国やインドなどの人口が多く、今成長している地域は、大口の消費圏でもあるため、現地向けの生産工場としての機能が中心になってきたような気がします。


さて、そうなると日本でジッとしている中小製造業は、今後更に立場が苦しくなるのではないでしょうか。


余程の固有技術・ノウハウを有し、差別化できるようなものを持っていない限り生き残りは難しいかもしれません。


そうやって考えると、海外に進出し、現地向けに何かをすることも今後必要になってくるものと思われます。


そうすると、中小企業診断士も国内だけの業務では、更に飯が食えない状況になり得るかもしれません。


中種製造業のグローバル化より一歩先んじて中小企業診断士グローバル化が必要なのかなあ。


というか時代の流れかもしれませんね。


今年は、マレーシアの人や韓国の人と仕事のことで話す機会がありました。


素晴らしいのは、皆さん日本が堪能な事。裏を返せば、私の外国語能力が貧弱ということで、これも地道に鍛えるしかないですかね(笑)