読書本の紹介です。
今回読み終わった本は、堀志磨生著、「儲けを生み出す工場の秘密。2 基盤実装編」です。
著者は、産業用ロボットのシステムインテグレータとして1985年の株式会社ROSECCを設立した社長さんです。
2009年12月11日のブログで、このシリーズの第1弾を紹介しています。
- 作者: 堀 志磨生
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の基本的考え方としては、日本の製造業を支えてきた生産技術を更に強化し深化させるには、ロボット技術を使いこなし、生産性向上などの効率化やコストダウンを図っていくことが求められているということです。
そして、このロボットを使用した生産技術の展開は、中小企業であっても可能であるし、中小企業が日本の製造業を支えていくにためにも、必要な技術であり、導入し活用できる可能性があるということです。
今回は、ロボットによる生産技術の導入のポイントを実際に指導された内容から解説されています。
また、新潟県に本社を持つ石油ファンヒーターのトップシェア企業「ダイニチ工業」が挑んだ基板実装工程のロボット化も詳細に紹介しています。
製造業が国際競争力をつけるために必要な、ロボット導入の可能性を提言しています。
日本の生産技術の現状を考えると、このような観点からのアプローチも必要であると思います。
生産系や技術系のコンサルタントの方やこれからロボットの導入を検討してみようかなと考えられている中小企業の経営者の方は、本書を手に取って読まれてみてはいかがでしょうか。