失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由
読書本の紹介です。
今回読み終わって紹介する本は、マルコム・グラッドウェル著、勝間和代訳、「マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)」です。
2月26日に、このシリーズを紹介しました。今回は傑作選2です。
前回と比べると、取り上げられている内容も面白いですし、訳もこなれていて読みやすいです。
内容が面白いので勝間和代さんも引き込まれて、良い訳をされているのかもしれませんね。
マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)
- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 単行本
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私が特に面白いと思ったのは、タイトルにもなっている第12章「失敗の技術 なぜ、ある人は緊張し、別の人はパニックになるのか?」です。
皆さん、緊張とパニックの違いって判りますか?
この本では、次のように書かれています。
『人間は緊張すると考え過ぎ、パニックを起こすと思考が停止する。緊張で固くなると本能を失い、パニックに陥ると本能に戻る。』
この違いを女子プロテニスプレイヤーのノボトナやジョン・F・ケネディ・Jrの自家用飛行機事故の例などを出して、論説しています。
他に、最近よく聞かれるインテリジェンスに関する話題も2つの章に取り上げられています。
マルコム・グラッドウェルのある事例を出して、本題に引き込む、彼の本領が発揮されています。
ご一読をお奨めします。