失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由

読書本の紹介です。


今回読み終わって紹介する本は、マルコム・グラッドウェル著、勝間和代訳、「マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)」です。


2月26日に、このシリーズを紹介しました。今回は傑作選2です。


前回と比べると、取り上げられている内容も面白いですし、訳もこなれていて読みやすいです。


内容が面白いので勝間和代さんも引き込まれて、良い訳をされているのかもしれませんね。




私が特に面白いと思ったのは、タイトルにもなっている第12章「失敗の技術 なぜ、ある人は緊張し、別の人はパニックになるのか?」です。


皆さん、緊張とパニックの違いって判りますか?


この本では、次のように書かれています。


『人間は緊張すると考え過ぎ、パニックを起こすと思考が停止する。緊張で固くなると本能を失い、パニックに陥ると本能に戻る。』


この違いを女子プロテニスプレイヤーのノボトナやジョン・F・ケネディ・Jrの自家用飛行機事故の例などを出して、論説しています。


他に、最近よく聞かれるインテリジェンスに関する話題も2つの章に取り上げられています。


マルコム・グラッドウェルのある事例を出して、本題に引き込む、彼の本領が発揮されています。


ご一読をお奨めします。