悪の会計学

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読書本の紹介です。


今回紹介する本は、大村大次郎著、「悪の会計学」です。


著者は、元国税調査官で、過去に300社を超える企業の決算書を読み解いてきた人物です。


この本は、中小企業の会計で多く見受けられる実態を書いています。だから、タイトルの「悪の会計学」は言い過ぎのような感じもしますが、このタイトルだと確かにインパクトはありますよね。


悪の会計学 (双葉新書)

悪の会計学 (双葉新書)


中小企業診断士第1次試験で、苦手な科目として財務・会計を挙げる人は多いと思う。また、中小企業第2次試験においても、事例Ⅳでは財務・会計の問題が出題されます。


多分、この科目が苦手なまま中小企業診断士になられた方も多いと思います。


そんな人たちは、この本をお読みください。


多くの中小企業の会計の実態が会計の初歩的な考え方とともに解説されています。


第4章の「合法的に裏金を作ろう!」と第5章の「公私混同のススメ」は、私自身にとっても参考になりました。


本の帯には次の言葉が書かれています。


「ほんの少しの知識があれば会社の会計は思い通りになる!」


合法的に思い通りになるように、その知恵をこの本を読むことで授かってください。