ゼロから「新市場」を生み出す方程式

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、藤田明久著、『ゼロから「新市場」を生み出す方程式』です。


株式会社ディーツー コミュニケーションズの社長をされていた著者が、電通とNTTドコモのジョイントベンチャー企業として同社の立ち上げから成功までの、その成長の過程を通して、社長として何をしてきたかを書き記された本です。



大企業同士のベンチャーだからできるのか、それとも双方の会社が太っ腹なのか、それを任された著者が凄いのか、立ち上げ当初の凄まじい活動を伺うことができます。


30代半ばで社長に就任されて活動されていたわけですが、ここに述べられていることは、他の経営者の方にとっても参考になることだと思います。


この本のタイトルにもなている『ゼロから「新市場」を生み出す方程式』については、以下の項目を挙げ、それぞれどのようなことを実施してきたかが書かれています。


≪ゼロから「新市場」を生み出す方程式≫

・実績のなさを効果調査で補う

・広報活動に力を注ぐ

・業界発展に誰よりも積極的に取り組む

・営業がユーザーのことを、開発者が売上のことを考える

・言葉を創り、百回口にせよ

・アカデミックなお墨付きでキャズムを超える

・見えちゃった人が頑張るしかない

MBAメソッドは役に立つ


この本は、若い世代の人たちに読んでもらいたいと思います。


ここに書かれているような気概を持って、ことに当たれば、何かがきっと開けてくるはずです。