ゼロから「新市場」を生み出す方程式
読書本の紹介です。
今回紹介する本は、藤田明久著、『ゼロから「新市場」を生み出す方程式』です。
株式会社ディーツー コミュニケーションズの社長をされていた著者が、電通とNTTドコモのジョイントベンチャー企業として同社の立ち上げから成功までの、その成長の過程を通して、社長として何をしてきたかを書き記された本です。
- 作者: 藤田明久
- 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 新書
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大企業同士のベンチャーだからできるのか、それとも双方の会社が太っ腹なのか、それを任された著者が凄いのか、立ち上げ当初の凄まじい活動を伺うことができます。
30代半ばで社長に就任されて活動されていたわけですが、ここに述べられていることは、他の経営者の方にとっても参考になることだと思います。
この本のタイトルにもなている『ゼロから「新市場」を生み出す方程式』については、以下の項目を挙げ、それぞれどのようなことを実施してきたかが書かれています。
≪ゼロから「新市場」を生み出す方程式≫
・実績のなさを効果調査で補う
・広報活動に力を注ぐ
・業界発展に誰よりも積極的に取り組む
・営業がユーザーのことを、開発者が売上のことを考える
・言葉を創り、百回口にせよ
・アカデミックなお墨付きでキャズムを超える
・見えちゃった人が頑張るしかない
・MBAメソッドは役に立つ
この本は、若い世代の人たちに読んでもらいたいと思います。
ここに書かれているような気概を持って、ことに当たれば、何かがきっと開けてくるはずです。