「だましだまし生きる」のも悪くない

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、香山リカ著、取材・構成鈴木利宗の『「だましだまし生きる」のも悪くない』です。


本書の目次を見ると以下のようになっています。
◎ 目 次
はじめに
第 1 章 原風景 ---- 父と母からの影響
第 2 章 受験失敗 ---- 入口と出口はちがう
第 3 章 就 職 ---- パンのために働く大切さ
第 4 章 仕 事 ---- 替えのきく存在でいい
第 5 章 恋愛・結婚 ---- 自分を見失うほどハマらない
第 6 章 老い・別れ ---- 死とどう向き合うか
おわりに


「だましだまし生きる」のも悪くない (光文社新書)

「だましだまし生きる」のも悪くない (光文社新書)


そうです、この本はベストセラーの著者であり、精神科医でもある香山リカさんが、幼少時代から仕事、恋愛、家族、そして「死」までを語る、香山リカさんの半生記です。


私は、この本を読んで「香山リカ」がペンネームであることを初めて知りました。


それも名前のリカは、リカちゃん人形から取っているとは、全く知りませんでした


だましだましでも、精神科医、執筆など、これだけのことができるというのが凄いと普通は思うのに、割と本人は平気そうに語っているのを見ると、やはり能力はある人なのでしょう。


東大の受験に失敗したので、東京医科大学に行ったって言うのだって、平平凡凡の人々にとっては、へぇ〜頭が良いんだなと思えてしまう。


書き方は、丁寧でやさしいが、書いてあることは、以外にプチ自慢だったりしてとも勘ぐってしまいました。ただ、手法としては、自慢を前面に出す勝間和代さんとは異なりますね。


しかし、この二人、正反対のようで、実は似ている部分も結構ありそうだな・・・なんてことも思ってしまいました。


香山リカさんの著書を読んで、この人どんな人なのかなと興味を持った方には、お奨めの本です。