高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、勝間和代著、「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」です。


この本では、著者の勝間和代は、「本当に頭がいい人」を、ストリート・スマートと表現しています。


一方、銘柄大学を卒業した偏差値が高い学歴の高い人をアカデミック・スマートとしています。


みんなが、肌身で感じている”本当に頭のいい人”を勝間和代流の視点で捉え、頭のいい人の習慣、スキル、新しい考え方をもたらす視点、頭をよくする方法、いずれも7項目を挙げ、それらがどういうものか解説しています。


高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)


観点は面白いし、生きていく上での頭の良さって、学校の勉強とは違うんだよなあと感じている人達は、きっと多いはず。


そういう人たちにとっては、「ああ、やっぱり」、「そんなんだよね」と共感を生むところが多い本ではないでしょうか。


ただ、気になるところは、「私の場合・・・」と勝間和代さん自身の経験を語られるところが、捉えようによっては、相当の自慢に感じ取れる点です。


そのへんは、サラッとしておくと、嫌味のない良い本にだと思うんですが。


ここに書いてあることをやれば、頭がよくなるわけではありません。


あくまで、ヒントの提示です。それを受けて、努力するのは、読者である私であり、あなたです。