東南アジアも困っている

昨日は、昔勤務していた会社のOBより声がかかり、ある検討会に参加しました。


声掛かったのは、中小企業診断士技術士で生産技術やっていて、生産・組立関連のこと知っているからといことで、昔の私の上司からの連絡。


といっても、その人も長年、生産技術やっていたので、どうやら対外的に、中小企業診断士技術士といった国家資格を持っているということで、呼ばれたみたでした。


それで、内容は東南アジアのある国の現地法人で組立てているあるユニットの自動化について。


その国のエージェントより、話を聞くと日本メーカーより生産委託を受けているらしいんだけど、周りの日本の同業他社の依頼を受け生産している工場では自動化しているらしいという話で、自動化しなければ、生産委託を切られてしまうんではないかという疑心暗鬼が発端のようでした。


でも、突きつめて話を聞いてみるとコストダウンが目的なので、自動化しなくても、生産の効率化や資材購入の見直し等。まだ他の手段の可能性もあることをアドバイスしました。


思ったのは、FTAなどで日本メーカーが東南アジアなどに生産工場を作っているが、もう現地では20年前の日本の状態になってきているんだなということ。


労働集約型の生産は、賃金の安い国、安い国を渡り歩いているけど、これだって、極端なことを言えば、賃金が世界的に平衡になれば、もう行き着くところはなしにになるだろう。


ただ、それが何年先のことなのか。


こういうこと考えると、人間は、未来の幸せより現在の幸せのことを重点的に考えるっていうのほ、本当なんだなと思ってしまいますね。