読書本の紹介です。
今回紹介するのは、内藤誼人さん著、「3秒で相手を見抜く心理学 ケータイ編」です。
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苦労して手に入れたものには自分自身が反映されるらしい。
そこから、この本では、その人が持っているケータイを見るだけで、その人が何を考え、どういう人なのかをある程度までは正確に知ることができると述べています。
では、なぜケータイに着目しているのか。
世の中にはいったい何種類のケータイがあるのだろうか。NTTドコモ、au、ソフトバンクが1年間に発売する端末は100種類以上だそうだ。その機種ごとに色違いがあり、好きな柄にパネルを着せ替えできる機種もある。それらが、だいたい半年に一度、新型モデルが登場し、その数は限りなく増えている。これに性能面も加えたら、相当なものだ。
我々は、そんないっぱいあるケータイの中より、ようやく「この1台」と絞り込む。こだわって選び抜いたケイタイには自然と愛着が湧いてくる。
それだけ、苦労して選ぶ1台であるだけに、そこにはその人の心が反映されていると言うのが著者の論理だ。
そして、その理由として3つ挙げている。
1)肌身離さず携帯しているから→ひんぱんに使うものほど愛着がわき、使用者の個性がはんえいされやすい
2)人前で使うものだから→「他人に見られる道具」だからこそ、どんなケイタイを選ぶかはこだわりたくなる
3)自分の思いを伝える道具だから→体の延長線上にある筆記用具を選ぶ感覚にも通じている、そして写真、メアドなど個人にとって思い出と貴重な情報が詰まっている
そう言われると、そうかなと思ってしまう。
やはり心理学、人の気持ちを上手く捉えた着眼点。そして内容も面白い。
読みやすい本なので、ちょっと気晴らしに読んで、友人、彼女、その他もろもろの人の心理を掴んでみてはいかがだろうか。