読書本の紹介です。
今回は、小阪裕司さん著、『「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く』です。
人は本当に不況になるとモノを買わなくなるのでしょうか。
あなたの胸に手を当てて考えてみてください。つい、その商品を使ったときの自分の明るい生活や楽しさなどが想像できる品物については、欲しくて欲しくて、しょうがないのではありませんか。
「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
- 作者: 小阪裕司
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: 新書
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この本は、人の購買行動をマーケティング理論と脳科学より解説しています。
脳科学的に言えば、ドーパミンとミラーニューロンが購買意欲を起こさせるカギのようです。
人は、ドーパミンが放出されることで動機付けられ、行動へと向かうそうです。
そして、ミラーニューロンは、想像の中で疑似体験をしている感覚にさせてしまう物質のようです。
とても面白く、かつ新鮮にこの本を読むことが出来ました。
やはり、人間は感情(心理)の動物です。
そこをいかにくすぐるかが、購買意欲を駆り立てるポイントです。
中小企業診断士など、コンサルタントの方はもちろん。人間は何故、モノを買いたがるのかを知りたいと思っている方も読まれると非常に参考になると思います。