世界一わかりやすいコスト削減の授業

読書本の紹介です。益々、書斎が書籍の要塞化しています。


今回は、若井吉樹さん著、「世界一わかりやすいコスト削減の授業」です。この著者の書籍は、前回「世界一わかりやすい在庫削減の授業」を紹介いたしました。

この本のテーマは、コスト削減です。それも、「人を生かして利益をアップさせる」方法を伝授してくれます。

リストラというと、人を辞めさせ、固定費の削減を図ることのように思われていますが、本当は、今まで不具合のあったいろいろなことを再構築していくこと。

話としては、営業にいた野口君が、工場へ異動し、そこで現場の改善をコツコツと進めることで、やがて大きな成果を得ていきます。なぜ、そのような成果が得られたかというと、叔父さんが営む居酒屋にお客として来ていた先生に、現場の改善のコツを一つ一つ教わり、それを工場で実践していったからです。


世界一わかりやすいコスト削減の授業

世界一わかりやすいコスト削減の授業


この本では、この生産管理の先生的人物と野口君のやり取りを通して、8時限の授業として章立てられています。

やはり、自分たちで改善を通し、ムダ、ムラ、ムリのダラリをなくし、生産効率を上げていく。生産現場での基本がここに書かれています。


非常に平易な文章で、わかりやすく書かれているので、専門知識がない方でも、すんなり知識として吸収できると思います。


生産現場で悩まれている方は、一服の清涼剤として、一読されることをお奨めします。