中小企業の国際化

中小企業診断士試験の時、国際化なんてほとんど勉強したことないですよね。


でも、でも、実際の現場では、製造業なんかになると、取引先の要請や事業構造の変換など、などで海外に打って出るなんて場面が出てきます。


そう言えば、この間のNHKスペシャル灼熱アジア 第1回 タイ “脱日入亜”日本企業の試練」をご覧になりましたか?


おおすじは、以下の感じかな。


中国、韓国、さらにはインドとFTAを結び、関税のない巨大経済圏へと変貌するASEAN、その最大の製造業基地であるタイを取り上げています。

タイには、日本に加え、中国、インドなどの各国企業がなだれ込み、部品生産、組み立て、物流など、あらゆる分野でこれまでの秩序・ルールをぶち壊すような“仁義なき闘い”が繰り広げられている。

日本の企業もそこへ進出、ところが主客はすでに逆転し、かつてのアジア進出とはすっかり様変わりをしている。

タイにおいて技術立国(モノ作り大国)日本の圧倒的な優位性は崩れてきている。


この番組を見て、感じたのは日本製造業の尚一層の危機感です。それと、生産系のコンサルタントは、国際的感覚、特にアジアに関心を寄せ、情報を入手する努力を怠ってはいけないということ。


国内で生き残ることを考えるより、アジアの地域で生き残る中小製造業を、これからはイメージする必要がありそうです。