シンメトリーな男

読書本の紹介です。竹内久美子著の「シンメトリーな男」です。


この間、読んだ「女は男の指を見る」が面白かったためか、ついつい彼女の本に手を伸ばしてしまいました。


この本は、モテる男とモテない男のその差は何にあるのかに着目しています。


皆さんの想像の通り、その差はやっぱり「外見」にあるそうです。


手や足など左右で一対になっているものは、本来は左右対称なはず。


しかし、遺伝的・環境的にストレスを受けると、左右にズレが生じる。


逆に言えば、左右のズレの少ない男は、遺伝的・環境的なストレスに強い、耐えうるだけの資質を持っている。


すなわち競争に強く、優秀な遺伝子の保持者ということになります。


そこから導き出される結論は、優秀な遺伝子を残すために女が好きな男、は「シンメトリーな男」、すなわち左右一対のパーツのズレが少ない男ということになります。

シンメトリーな男 (文春文庫)

シンメトリーな男 (文春文庫)


本を読み終わった後、思わず洗面所の鏡に自分の姿を映し、左右対称性がどの程度のものかを確認している私がいました。(笑)


これらのことは、動物行動学の学者先生方が、様々な実験をして確認したことのようです。


お酒の席の話題提供には使えるんじゃないかな。