【合格体験記】二次試験:試験までの間の巻

受験申込を済ませてから、考えたのはどうやって受験勉強をしようかということでした。


まず、テキストを1冊決めて、読破しようと考えました。経営工学部門の生産マネジメントを選択したので、「生産管理」で一冊、この試験に近い感じで書かれている本はないかということで探し出したのが、中央職業能力開発協会編さんの「生産管理オペレーション 3級 (ビジネス・キャリア検定試験 標準テキスト) 」です。



この本を選定したのは、理由があります。それは、技術士の過去問以外で、生産マネジメント分野に一番近いと思われる出題をしていたのが、ビジネス・キャリア検定試験問題の生産管理オペレーション1級の問題だったからです。


http://www.bc.javada.or.jp/career/past_h21_a.html
(上記URLにビジネス・キャリア検定試験問題の生産管理の過去問が掲載されていますから、参照してみて下さい)


テキストとして出版されているのは、3級、2級があるのですが、「読破する」という目標を掲げたので、3級を選び、これを読むことにしました。


私にとっては、これは良かったと思います。平成21年度の二次試験には、このテキストを読んでいたおかげで助けられた問題もありました。


それから、やったことは、過去問を見ると、細かいことを覚える前に生産管理の体系を整理しておいたよさそうだと感じましたので、中小企業診断士試験の時のテキストを引っ張り出してきて、生産管理の体系をまとめることにしました。


これは、試験会場に持って行けるようにしようということで、PCにデータを打ち込みをしました。


内容としては
1)生産管理体系(生産の3機能、生産の3要素、生産の3条件)・・・これは試験で使いました(午前問題)
2)生産形態
3)生産管理診断のポイント
4)生産形態別の狙いと管理ポイント
5)IE手法による改善の進め方
6)仕掛品対策
7)作業管理体系
8)設備管理


まず、テキストを6〜7月ぐらいに読んで、PCへの打ち込みを本格的にやり始めたのは試験1か月前。2週間(実質4日)で終了し、あとは過去問を読む。


自分で問題を作成と解答作成を行うことを残りの2週間やりました。


自分で試験に臨むのに気をつけたことは以下のことです。
1)技術士試験は、技術関連のコンサルタントになるにふさわしいかどうかを判定する試験である。したがって、題意に問われていることに、素直に答えることを心がける。

2)また、答案は報告書と考える。したがって、わかりやすい表現を用い、見やすく作成する。


どこまでやれば、安心という試験でもなく、また情報も少ない試験なので、上記2点を自分に言い聞かせ、読んだこと、やったことは全力を出す気合いで試験に臨むことにしました。


次回は、筆記試験での対応・様子などを書きたいと考えています。