図書館で借りるJAZZアルバム−その61−

図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。今回は、年の終わり、来年も基本を大事にしていこうとうことで、ベースをフィーチャリングしたアルバム2枚を選定しています。



1枚目は、クリス・ミン・ドーキーの「リッスン・アップ」です。


クリス・ミン・ドンキーはデンマーク出身のとベーシスト。このアルバムは、彼のセカンド・リーダー・アルバムになる。
今回はレギュラー・メンバーに加え、曲によってゲストが参加するという編成になっているが、ラリー・ゴールディングスのオルガンが入っているということもあり、よりファンキーなサウンドが強調されている。
アコースティック・ベースをこんなにきれいな音で、これだけのテクニックで弾けるベーシストは、あまりお目にかかったことはありません。3曲目の「All At Once」はそんなベースを思う存分聞かせてくれます。


リッスン・アップ

リッスン・アップ


曲目
1. ザ・ダッパー・キング
2. 1999~カンタロープ・アイランド
3. オール・アット・ワンス
4. ロックス
5. エターナリー
6. ワズ
7. サクロ・モンテ
8. ドーキー・フォーキー
9. レイン
10. エイジアキャニーズ
11. モーニングス
12. リインカネーティッド


2枚目は、クリスチャン・マクブライトの「ナンバー2 エクスプレス」です。


全体的にファンキーな出来に仕上っています。1995年11月NYのクリントン・スタジオで録音されたアルバムです。
こちらのアルバムでは、ベースはベースらしく、全体をしっかりサポートしています。なかなかホーン陣もいい演奏を聴かせててくれます。
豪華なメンバーが揃った、いかにもジャズですという雰囲気が出ているアルバムではないでしょうか。


ナンバー2 エクスプレス

ナンバー2 エクスプレス


メンバーは、クリスチャン・マクブライト(b)、チック・コリア(p)、ジャック・ディジョネット(ds)、ケニー・バロン(p)、ゲイリー・バーツ(as)、ケニー・ギャレット(as)、スティーヴ・ネルソン(vib)、ミノ・シネル(perc)


曲目
1. ワーリング・ダーヴィシュ
2. ユースフル・ブリス
3. トーンズ・フォー・ジョーンズ・ボーンズ
4. イガッド
5. ミヤコ
6. ディヴァージェンス
7. ジェイン
8. ア・モーニング・ストーリー
9. グルーヴ
10. リトル・サンフラワー


こういうジャズアルバムが、机の上に無造作に置いてる書斎って、なんとなく味がある雰囲気がするんですが・・・年末はきれいにしましょう、整理しましょうのオンパレードで、殺風景な書斎に生まれ変わってしまいます。


と書きましたが、今年は私の怠慢で味ある雰囲気で年が越せそうです。