企業内診断士フォーラム〜藤井孝一さんのお話〜

午後より、渋谷区商工会館にて企業内診断士フォーラムに参加しました。
本日は、”週末起業”で有名な藤井孝一さんをお招きして、「企業内診断士でもできう週末起業」という演題にて講演されることになっています。


中小企業診断士はその資格取得者の約6〜7割は、企業の勤務者であり、他の士業と比較すると独立される方の割合が少ないのが現状です。
そのような中で、企業に勤務しつつ中小企業診断士の資格を活かしてサイドビジネスをいかに成功させるかということは、企業勤務者にとっては実現したい夢の一つだと思います。
その成功体験を持ち、現在は(株)アンテレクトの代表取締役も務められている藤井さんが講演されるとあって、会場は満員の状態でした。


藤井さんのプロフィールの自己紹介から始まり、何故資格を取得したのか、どのような顧客開拓を行ってきたのか、どうやって「稼ぎ」に結びつけられるようになったかなどを、ご自身の体験を通したお話を聞くことが出来ました。


診断士の資格を取得され、企業内に勤務しつつされた顧客開拓としては、以下のような活動をされたとのこと。

☆偉い先生のカバン持ち・・・経験にはなるが、お金にはならなかった。

☆企業に直接売り込む・・・先生と呼ばれるような稼業の人が売り込んでも、逆に疑われるだけで売り込めないため、失敗。

☆著作や講演会などで実績を作り権威と顧客を手に入れる・・・書籍・講演の仕事が取れない。(やはり相手より依頼されるようでないとダメ)

☆自力で発信する・・・その情報に興味を持った人に声をかけてもらう。(メールマガジンにて起業・創業関連の情報を発信したそうです)


情報を発信することで、相手から声をかけていただく機会も多くなり、段々と収入も増えていったと話されていました。
このとき、書く(メールマガジン、雑誌原稿)、話す(セミナー講師、セミナー主催)、相談にのる(コンサルティング)、集める(有料勉強会)などをやり、約2年で会社から頂く給与年収と同額以上になったということで、独立されたそうです。


”情報発信者には力がある”とおっしゃられていた言葉が耳に残ります。


中小企業診断士の資格を持ちながら、この資格をどのように活かそうかと企業内でくすぶっている人たちにとっては、非常に有益なお話だったと思います。

貴重な時間を割いて、講演していただき本当にありがとうございました。