反骨心

本日、夜予定されていた中小企業診断士メンバー有志による勉強会が延期されたので、その時間を使い本を読むことにしました。
せっかく時間が出来たのだから、散らかった机の上や床の上に本を山積みにしたままの書斎の整理・整頓でもすればよいのに、と自分でも思うのだが、そちらの方へ動き出すドライブがかかりません。


この空き時間を使い読んだ本の紹介をします。清原和博さん著、「反骨心」です。
著者は、皆さんご存知の元プロ野球選手で昨年引退され、本年よりプロ野球評論家いして活躍されている方です。



話としては、清原さんが歩んできた野球、それもプロ野球の中での挫折や様々な葛藤をどのように乗り越えきたかを語ったものです。でも、この内容以前TBSだっだと記憶していますが、清原和博特集でやっていた内容とかなり被っているので、私にとっては新鮮味はありませんでした。
そのときは、まだ本書が出版されておらず、やはり清原さんの著書である「男道」に書かれている内容より、番組を構成していたと思います。


ということは、「男道」か、本書「反骨心」を読めば、清原さんが歩んできたこと、どのように考え、葛藤しプロ野球選手生活を過ごしてきたかは、わかるものと思われます。本の価格からすると、この「反骨心」の方がお得な本だと言えます。


私自身は、清原さんとジャイアンツの関係を、自分が会社という組織の中にいたときのことと照らし合わせると、個人と組織では行動が異なるので、その組織としての論理は何なのか見極めることが大切であるということが導き出されるのかな、と思います。
個人では良い人でも、組織の中の駒となれば、その動きは異なってきます。
その中での生き方はいろいろあるでしょうが、清原さんは、その中で「反骨心」を持って対応されたのだと思います。


「反骨」を辞書で調べてみると、『世間のやり方や権威などに盲従せず反抗する気持。』と書かれています。自己責任が問われている現代においては、このような気持ちを持ち、世の中を見渡すことも大事だと思います。
清原和博さんの生き様を通して、自分の生き様を振り返ってみるということも大切なのかなと感じました。