小説家の経営術

読書本の紹介です。西川三郎さん著の「小説家の経営術」です。
小説家と経営って、どう結びつくのかと思い、手に取った本です。著者の西川三郎氏は、大手生命保険会社入社後、マルチメディア情報通信関連の中堅エンジニアリング会社に転職された後、技術系派遣会社のジャパニアスを創設され、現在に至られています。その傍ら、小説家としても作品を執筆されています。


51歳から起業されたのが、現在の会社です。この本の中には、その中で、小説を書くときのように、起承転結があるストーリーを描き、登場人物を考え、経営を実践されたことが書かれています。
事業計画を事業シナリオなどとよく言ったりしますが、ここで書かれている内容は、単に何をどうすれば、売上、利益等の数字がどのように上がるかだけの表面的なことではありません。
経営者自身が描いたストーリーの中で、演じてもらう従業員の感情や行動のスタイルなどを包含して、どのように接し、従業員それぞれの志も活かした形で、企業を運営していくかが描かれています。


小説家の経営術 (経営者新書)

小説家の経営術 (経営者新書)


私自身も、今後どのように身を振り分ければ良いか、考えている最中でもあり、感じるところや考えさせられるところが多い本でした。