読書紹介です。PHP総合研究所編著の「エピソードで読む松下幸之助」です。
最近、書店で松下幸之助を取り上げた本をよく見かけます。100年に一度と言われているようなこの不況を”経営の神様”と言われた松下幸之助ならば、どのように考え、行動し、乗り切ろうとするのか。彼の今までの言動の中より、そんなヒントを得ようとしているような気がします。
中小企業診断士の先生も、ちょっと年配の方って松下幸之助のことをよく引き合いに出される方がいますが、本書を読むと、なんとなくわかるような気がします。
この本では、「人を見る眼」、「仕事を見る眼」、「繁栄の発想」等について、松下哲学を象徴するエピソードを180以上集めています。
一話が1〜2ページほどにまとめられており、大変読みやすくできています。何より、それぞれの話が、リーダーとしての人の育て方や経営する上での志など、松下幸之助の人間性がにじみ出ており、次へ次へと読み進みたくなります。
私も以前、大阪門真市にある電池工場を見学させて頂いたことがあります。建物の中に入ると、そこは事務関係の人がフロアに20人程はいたと思います。皆さん、机に向かい仕事をされていましたが、一斉に立って、「いらっしゃいませ」と挨拶をしてくれました。このような形で出迎えてくれるところは私にとっては初めてでした。とても気持ち良かったです。部屋の壁には社是が掲げられていて、教育が行き届いている感じがヒシヒシと伝わってきて、とても印象深かったです。
- 作者: PHP総合研究所
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: 新書
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この本が、きっかけで”松下幸之助フリーク”になっちゃうかも!