読ませるブログ

ブログを始めてから約5カ月になります。文章を書くことは好きなのですが、読む人にとって読みやすい、わかりやすい文章になっているかなど、書くほどに、自省の念に駆られることがあります。

今回紹介する本は、そんな私の悩みに解決の一助を投げかけてくれる一冊です。「読ませるブログ 心をつかむ文章術」、著者は樋口裕一さんです。


読ませるブログ (ベスト新書)

読ませるブログ (ベスト新書)


この本は、文章の達人であり、ご自身もブログを開設されている著者が、今までに身につけてきた文章術のノウハウを活かして、楽しいブログの書き方についての考え方をまとめたものです。
本の帯には、ブログを既に開設している人や、これからブログを開こうと思っている人達に対して、強烈なアピールがなされています。

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21世紀はかつてないほど文章力が意味を持つ!
・しゃべり下手でも文章力で、世界に自分をアピールできる
・「不特定多数に読ませる」という意識が自分を高める
・サービス精神があっても、サービス下手では意味がない
・これからは若者だけでなく、中高年もブログを楽しむべき
・うまい文章を書けることが、自分を高める最初の一歩
・自己表現力や洞察力も、ブログをやればアップする!

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私が読んでいて、思わず「そうだな」、「確かに」と感じた部分は2か所ありました。ちょっと長くなるかもしれませんが、その部分を引用させていただきます。

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普通の人ほど、ブログを書くことに意味がある
 人間が体験した物事は、書かれてはじめて事実になる。書き残してはじめて、「自分の昨日」が事実として成立する。昨日起こったことが、自分にも他者にも確認できるようになる。言い方を変えれば、昨日の体験を書き残すことによって、自分のアイデンティティを確立できるようになるのだ。
−中略−
 このとき忘れてならないのは、書いたメッセージを世間に公表すること。書いただけでは十分ではない。どれだけ素晴らしいテーマであっても、「閉ざされた世界」に置きっぱなしではいけない。人間にとって「書き残し、発表する」という行為は、自分の存在を不滅にし、世界中に知らしめる行為なのだ。だからこそ、人々ははるか昔から文字を使って、様々なことを書き残してきた。
−以下略−

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ブログを書くことで、別の自分を発見できる
−前略−
ブログにはもっと身近なメリットもある。それは、ブログを書くことによって、文章力をはじめとして。様々なスキルが身につくことだ。

 ブログを書くことで、必然的に文章力がアップする。事実を人に伝えるプロセスで、自己表現力や発信力も必要とされる。テーマを探す発見力や、おもしろいニュースに反応する受受信力も磨かれる。人のちょっとした動きも見逃さない洞察力も身につく。身の回りの出来事を、おもしろおかしく伝えるには、ユーモアも必要だろう。
 たとえ多くのコメントがつかなくても、ブログを書き続けることによって、様々なスキルがアップするわけだ。そのためには、「書きたいことを書く」では不十分。「書きたいことを、不特定多数に読まれるように書く」という意識が重要だ。
−以下略−

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他にも、文章を書く上でのテクニックなども書かれており、非常に参考になります。
ブログを書かれている方や、これからブログをやろうと考えられている方へ是非お薦めの本です。