本がどんどん読める本

久々にカラッと晴れた過ごしやすい一日でした。
今日、紹介する本は、「本がどんどん読める本」です。著者は。園善博さんです。この本の帯に書かれている「大量に読めて、頭にしっかり残る!」の文言に惹かれて購入しました。


本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)

本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)


この本は、速読について書かれたものではなく、本で読んだ内容が頭の中に記憶として定着する速習法について書かれた本です。本を読むことの効用から始まり、記憶に留めておくためには、どうすれば良いか、速習法のポイント、本選びのポイントなどが述べられています。

読書がもたらす効用として、
1)語彙(使える言葉)が増えて、多彩な才能が花開く
2)仕事の知識・スキルがアップし、結果が出せる
3)プレゼンテーションがうまくなる
4)欲しい資格が手に入る
5)想像力・発想力が豊かになる
6)知識欲が高まり、仕事のテリトリーが広がる
7)うまくいけば、「本を書く人」になれる
の7つの素晴らしい変化をもたらすと説いています。


また、本を読むためには、次に挙げる5つの思い込みを、まず捨てることだと述べています。
思い込み1:読解力がないと、本が読めない
思い込み2:本は最初から最後まで、全部読まなくてはダメ
思い込み3:本を読むためには「読書の時間」が必要だ
思い込み4:本を読むのはつまらない
思い込み5:読書は「一人でするもの」だ


勉強効率アップのノウハウとしては、次の3つが掲げられています。
その1:勉強する前に、自分の知識レベルをつかむ
その2:1回の通読ではなく、「分けて」「繰り返し」読む
その3:「忘れる」のを恐れるな。また覚えればいい


本をたくさん読むための速習方のポイントとしては、
ポイント1:本は分けて読む
ポイント2:目的に応じて、3つの方法を使い分ける
 ・スキミング・リ−ディング・・・概要把握
 ・ターゲット・リーディング・・・詳細把握
 ・トレーシング・リーディング・・通読


その他、本屋さんへ行くことのいいことや、ネット書店の利用方法、失敗しない本選びのテクニックなども書かれており、本好きの人には、確かにと感じたり、こんなこともあるのかの発見があったりの楽しい本だと思います。また、これから本をたくさん読もうと思っている人にとっても参考になる本だと思います。